『西遊記~はじまりのはじまり~』観て来ました。
チャウ・シンチーという人物をご存知ですか?
彼はあの『少林サッカー』『カンフーハッスル』で主演を務めた面白い香港スターです。
そんな彼が監督となり今度はスケールのデカイ映画を製作しました。
『西遊記~はじまりのはじまり~』です。
これを先週、観て来ました。
『少林サッカー』『カンフーハッスル』といえば”ありえね~!”というほどバカバカしいギャグ満載な映像でツボにハマってしまった私ですが、
今回もとつい期待して外人女性と一緒に観にいってしまいましたが、ちょっと考えが甘かったようです。
あとから気がつきましたが、年齢制限があり、子供むけではないほどの残酷シーン満載でしたので・・・
最初のシーンから村の男が怪魚にパクリと食べられてしまい、続いて幼い少女まで、それを助けにいった母親まであっさり食べられてしまいます。
同伴の女性にコメディみたいな映画と伝えていたのですが、「これコメディ???」を尋ねられ焦ってしまいました。 ^^;
物語は三蔵法師が若かりし頃、玄奘と名乗っておりダメダメの妖怪ハンターという設定で猪八戒、孫悟空らと出会う以前のお話です。
ところでこの玄奘役の男性が『王様のブランチ』司会の谷原章介さんにソックリでツボにはまり、最後に丸坊主になるのですが、やっぱり谷原さんだ!と頭から離れられませんでしたね。
手のつけられないほどの暴れん坊でずる賢い孫悟空役はこの人です。
ちなみにチャウ・シンチー監督は今回は出演しておりません。
なぜかというと孫悟空はとても醜い顔の設定と決めており、自分にはふさわしくないからだと述べていました。
孫悟空とイメージが真逆なのが猪八戒役のこの人です。
監督はとてもイケメン風にしたかったそうです。
中国の京劇みたいな井出達で颯爽と登場しますが、一言もしゃべらず、口を開いたかと思うと人を襲います。
なんとも恐ろしくて凄い設定ですね~。
テカテカと脂ぎったお顔が一層不気味です。
オリジナルキャラで出演する美人妖怪ハンターがこの人です。
カンフーの達人で弱小妖怪をバッタバッタと得意のリングで倒していきます。
ダメダメ妖怪ハンターの玄奘を好きになり、命を張って助けるのですが、悲運な最期を遂げます。
とても魅力的なアクション女優さんですが、手下役で出演する女優さんにお色気担当では負けていましたね。
『少林サッカー』『カンフーハッスル』級のばかげた面白さを期待すると大ヤケドをする映画でした。
たしかにあのノリは随所に見られますが、全体的には物語りはすっきり上手くまとまっています。
特撮は本場ハリウッドには負けますが、張りボタ感溢れる妖怪はなかなか凄みがあります。
100点満点で65点の及第点ですね~。
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