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将棋・糸谷哲郎が新竜王! 初タイトル獲得! [将棋]

将棋・第27回竜王戦7番勝負第5局で糸谷哲郎七段が森内俊之竜王を161手で破り、見事4-1のスコアでタイトルを奪取、新竜王(優勝賞金4200万円)になりました!

糸谷は初のタイトル獲得で八段に昇段です。


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戦形は糸谷得意の角換わり腰掛け銀。


(下図)47手目に先手の糸谷が▲9八香車と穴熊の変化に出たところ、

森内が△7三桂馬!と跳ね戦いが始まりました。


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(下図)55手目先手▲2五桂馬に後手は銀を逃げずに△6五桂馬!と攻めあいを挑み、

後手がやや指しやすい形勢になりました。 糸谷もここからは酷いと思っていたそうです。


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△6五桂馬以下、▲8八銀引きから歩を突き捨て、△3七角打ち▲2九飛車

△4八角成り(下図)となり、後手の攻めが続きます。


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(下図)72手目△7四桂馬打で攻めの拠点を作り、後手がやや優勢です。ここで▲7三角や▲5五角は△8七銀成▲同銀△8六飛で先手ツブレです。 解説の加藤九段も気がつきませんでした。


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(下図)75手目に▲7九飛車と逃げて、一日目が終了し封じ手となりました。


ニコニコ動画の加藤一二三九段は△6七歩!


高橋道雄九段は△8六桂馬▲同桂から△8五歩と進めて後手優勢と解説しましたが、

予想に反して封じ手は△8七銀成と過激な順を選びました。


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(下図)先手は飛車を後手の銀と交換し、金・銀五枚の鉄壁で後手の猛攻を凌ぎます。


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(下図)先手は守り駒を剥がされながらも▲3四歩からの攻めを間に合わせ▲5一角~▲4三金の反撃態勢を築きました。


しかし依然として、後手森内がやや優勢です。後手△6七角と決めにでました!次に△8七桂馬で即詰みです。


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(下図)△6七角には▲8八銀△8六桂に先手▲6七銀と応じましたが・・


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ここで後手森内は(下図)△同龍としておれば後手勝勢でしたが、


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実際は、△9八成香から清算してしまい、以降後手に勝ち手順はありませんでした。

 


(下図)先手は△9五馬から入玉を図り後手の攻めを切らして最後は即詰めで糸谷新竜王が誕生しました。


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