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藤井聡太五段わずか16日で六段! [将棋]

中学生のプロ棋士・藤井聡太五段が朝日杯トーナメント戦で佐藤名人、羽生竜王を破り、決勝戦で王位、棋王、王将を撃破した広瀬八段を降し堂々の優勝を成し遂げました。規定により五段から六段に昇段!中学生で棋戦優勝は史上初の快挙です。

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将棋・糸谷哲郎が新竜王! 初タイトル獲得! [将棋]

将棋・第27回竜王戦7番勝負第5局で糸谷哲郎七段が森内俊之竜王を161手で破り、見事4-1のスコアでタイトルを奪取、新竜王(優勝賞金4200万円)になりました!

糸谷は初のタイトル獲得で八段に昇段です。


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戦形は糸谷得意の角換わり腰掛け銀。


(下図)47手目に先手の糸谷が▲9八香車と穴熊の変化に出たところ、

森内が△7三桂馬!と跳ね戦いが始まりました。


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(下図)55手目先手▲2五桂馬に後手は銀を逃げずに△6五桂馬!と攻めあいを挑み、

後手がやや指しやすい形勢になりました。 糸谷もここからは酷いと思っていたそうです。


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△6五桂馬以下、▲8八銀引きから歩を突き捨て、△3七角打ち▲2九飛車

△4八角成り(下図)となり、後手の攻めが続きます。


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(下図)72手目△7四桂馬打で攻めの拠点を作り、後手がやや優勢です。ここで▲7三角や▲5五角は△8七銀成▲同銀△8六飛で先手ツブレです。 解説の加藤九段も気がつきませんでした。


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(下図)75手目に▲7九飛車と逃げて、一日目が終了し封じ手となりました。


ニコニコ動画の加藤一二三九段は△6七歩!


高橋道雄九段は△8六桂馬▲同桂から△8五歩と進めて後手優勢と解説しましたが、

予想に反して封じ手は△8七銀成と過激な順を選びました。


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(下図)先手は飛車を後手の銀と交換し、金・銀五枚の鉄壁で後手の猛攻を凌ぎます。


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(下図)先手は守り駒を剥がされながらも▲3四歩からの攻めを間に合わせ▲5一角~▲4三金の反撃態勢を築きました。


しかし依然として、後手森内がやや優勢です。後手△6七角と決めにでました!次に△8七桂馬で即詰みです。


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(下図)△6七角には▲8八銀△8六桂に先手▲6七銀と応じましたが・・


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ここで後手森内は(下図)△同龍としておれば後手勝勢でしたが、


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実際は、△9八成香から清算してしまい、以降後手に勝ち手順はありませんでした。

 


(下図)先手は△9五馬から入玉を図り後手の攻めを切らして最後は即詰めで糸谷新竜王が誕生しました。


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電王戦 第3局はプロの圧勝 [将棋]

電王戦 第3局は豊島七段がコンピュータソフトYSSに勝利しました。 今回は先手プロ棋士の横歩取りに対して後手YSSは△3三角△8四飛型で対抗しましたが、22手目YSSが△6二玉と指しました。(下図参照)   
アマ四段の私から見てこれは悪手だと思うのですが、すかさず豊島プロは角交換から▲2一角と打ちすんなり飛車が成り込み指し易い形勢になったと思います。初段くらいの方なら△6二玉ではなく△5二玉または△1四歩で先手からの仕掛けは成立せず互角の形勢になることは判ると思います。
(△6二玉の局面 定跡では△5二玉か△1四歩)
以降はプロ棋士が着実に駒得を図り、最後は大差となりました。 ソフト側は横歩取り定跡に不備があったのでしょうか? とにかくプロ棋士側が1勝を掲げて面白くなりましたね。
(投了図▲5四桂打 後手YSSは駒損から大差の負け)

電王戦第2局 またしてもプロ棋士破れる! コンピューターソフト強し!!!! [将棋]

電王戦第2局 先手やねうら王vs後手佐藤紳哉 

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先手ソフトが初手1六歩! 以下四間飛車vs居飛車穴熊の藤井システム模様の急戦で初手1六歩を生かした戦いになりました。

先手が1三桂馬成と駒損しますが、51手目先手が▲6四歩から継ぎ歩の垂れ歩で絵に描いたような歩の使い方で以降、後手は銀・金をボロボロと取られます。

後手のプロ棋士も1筋にと金を作り、1六桂馬と急所を攻め難解な中・終盤戦を迎えます。

コンピュータはギリギリの受けを連発して89手目の▲4四角が好打でプロ棋士の玉は寄せきられてしまいました。

佐藤プロ棋士は『自分が弱いから負けた。』と仰っていましたが、それにしても、コンピューターソフト恐るべし!

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51手目▲6四歩から継ぎ歩と垂れ歩で後手の銀と金を取り先手好調。

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89手目▲4四角が好打でプロ棋士の玉は寄り切られてしまいました。

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里見香奈、三段昇段決める 女性初プロに近づく [将棋]

今日は12月23日、天皇誕生日の祝日ですね。
昭和8年生まれの天皇が80歳になられました。

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また本日、"出雲のイナズマ"と呼ばれる女流棋士・里見香奈・奨励会二段(21)が関西将棋会館で行われた奨励会の対局の1局目で勝ちました。

直近の成績を12勝3敗とした。規定(12勝4敗)を上回り、三段昇段を決めました。
将棋のプロは四段からご飯が食べられます。プロ養成機関”奨励会”の中で最終関門の三段リーグで好成績を収め、1年に一度二人がプロ棋士になれます。

里見香奈女流3冠(21)=女王・女流王座・女流名人は現在 女流棋士で、プロ棋士ではありませんが、現在、プロの男性棋士と対戦し勝利も収めております。

しかし、奨励会三段リーグはまさに正念場です。過去このリーグで四段になれず、規定の年齢オーバーで涙を飲んだ男性も数多くいます。

しかしここまで来たら、里見香奈さんの女性初のプロ棋士誕生の姿を見てみたいですね。



タグ:里見香奈

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